キャバクラのテーブル管理は、卓ごとの「空席・利用中・延長を聞く頃・会計待ち・片付け中・予約あり」を、案内係と黒服が同じ情報で見ることから始まります。空く順番の読み方、満席のときの待ち時間の伝え方、予約の卓の守り方を手順でまとめます。
飲食店の卓管理と違うのは、お客様の滞在がセット時間で区切られ、延長するかどうかで卓の空く時刻が動くことです。しかも卓ごとに指名や付け回しが絡むので、「どの卓がいつ空くか」を一人の記憶で追うのは、混む時間ほど難しくなります。
まずは卓の状態を次の6つに分け、店の中で呼び方をそろえます。インカムでも紙でも同じ言葉を使うだけで、伝え違いが減ります。
状態 | どういう卓か | 案内係が考えること |
|---|---|---|
空席 | 片付けが済み、すぐ座れる | 人数と今夜の予約を見て案内する |
利用中 | セット時間の途中 | 終了予定の時刻が、空く目安になる |
延長を聞く頃 | 残り時間がわずか、または時間を過ぎた | 延長の返事しだいで空く時刻が変わる。返事を早くもらう |
会計待ち | 会計に進んだ | 一番早く空く卓。ただし会計・お見送り・片付けの時間を足して見る |
片付け中 | 卓を移ったあとや退店のあとで、まだ整っていない | 片付けが済んだ合図が出るまで案内しない |
予約あり | 今夜この卓に予約が入っている | 予約の時刻までに空けられるかで、入れるかを決める |
満席のときに入口で聞かれるのは「あと何分くらいですか」です。答えるには、どの卓がいつ空きそうかを早い順に並べます。
NightTable のフロアでは、使用中の卓のカードに残り時間が円と数字で出て、開始と終了予定の時刻、人数、お客様の名前、付いているキャスト、いまのお会計の目安が並びます。上の絞り込み「利用中」「空席」「延長を聞く卓」「会計待ち」には、それぞれ当てはまる卓の数が出ます。押せばその卓だけに絞れます。「延長を聞く卓」は、残り時間アラートで決めた一番大きい分数を切った卓と、時間を過ぎた卓です(会計待ちの卓は入りません)。画面の上には「お客様 ◯組 ◯名」と「キャスト 出勤 / 待機」の数、画面の下には「待機 ◯名」と手の空いているキャストの名前が出ます。

残り時間アラートを決めておくと、残りがいちばん大きい分数になった卓は黄色、時間を過ぎた卓は赤で表示され、音や振動でも知らせられます。分数の決め方は残り時間アラートを設定する、延長の操作は延長するにまとめています。延長するときは、押す前に延長料金と延長後の概算が見えるので、お客様に確かめてから延ばせます。
なお、フロアの画面は開いたときと15秒ごとに読み直します。別の端末で会計待ちにした卓は、少し遅れて反映されることがあります。
空席があるときも、案内の順番を決めておくと、あとで卓が足りなくなる失敗を防げます。
NightTable では、空いている卓を押すか、右上の「案内する」を押して、卓・お客様・人数・セットを選びます。「(卓の名前)に案内する」を押すと、その卓の時間と料金を数え始めます。卓を選ぶ一覧には「21:00 ◯◯様の予約」のように予約が添えて出て、選んだ卓に1時間以内の予約があるときは「この卓は21:00に◯◯様(◯名)の予約があります」と知らせます。注意情報で「入店禁止」にしたお客様は案内できず、「要注意」は警告が出ます。細かな操作はお客様を卓に案内するをご覧ください。

満席のときに大事なのは、待つかどうかをお客様自身が決められる材料を渡すことです。待ち時間の目安が外れるのは仕方ありませんが、根拠のない「すぐです」は外れたときの不満が大きくなります。
伝える順番は次のとおりです。
待っているお客様の順番を記録する専用の機能は、NightTable にはありません。入口で紙やメモに「受けた時刻・お名前・人数・指名・連絡先」を控え、案内したら線を引く形が手堅いです。あとの時間に改めて来てもらうことになった場合は、時刻と卓を決めて予約として登録しておくと、フロアのその卓に「予約あり」(使用中なら「次の予約」)と出るので、ほかのスタッフも気づけます。
待っているお客様がいることを案内係だけが知っていても、卓は早く空きません。会計待ちの卓の会計を急ぐこと、延長を聞く卓の返事を早くもらうことを、フロアの担当に伝えます。NightTable では、会計待ち・来店・キャストの付け外し・延長・予約といった卓の動きが「お知らせ」の「卓の通知」に届き、お店のみんなで共有されます。インカムとの使い分けはインカムとスマホ・タブレットの通知の使い分けで詳しく書いています。
予約とフリーのお客様が重なる夜に起きがちなのが、予約の卓に先にフリーのお客様を入れて、予約の時刻に空かないことです。入れるかどうかは、次の目安で決めます。
予約の時刻までの残り | 判断の目安 |
|---|---|
セット時間と片付けの時間を足しても余る | 入れてよい。ただし延長が入ると重なるので、延長を聞く時点で予約があることを思い出せるようにしておく |
セット時間より短い | 別の卓にする。どうしても入れるなら、案内する前に「◯時までのお席です」と伝える |
予約のお客様から遅れる連絡が来た | 遅れを全員に伝え、予約の卓をどこまで空けておくかを決める |
NightTable では、今夜予約が入っている空席の卓のカードに「予約あり」と出て、使用中の卓には「次の予約 22:30 ◯◯様」のように次の予約が出ます。フロアの上には、まだ来店していない今夜の予約が時刻の早い順に4件まで、時刻・お名前・人数で並び(「予約をすべて見る」で予約の画面へ移れます)、遅れにした予約や、予約の時刻を15分過ぎても来ていない予約には「遅れ」と出ます。予約の画面を「卓」の表示にすると、卓ごとの予約を時間の流れで並べて見られます。

同じ卓で前後1時間が重なる予約は登録できません。また、卓が決まっていない予約は、来店を登録するときに案内する卓を選ぶことになるので、電話やLINEで予約を受けた時点で卓まで決めておくと、当日の案内で迷いません。予約台帳に残す項目は予約台帳の作り方を参考にしてください。
画面の卓が実際の店と合っていないと、案内係が頭の中で読み替えることになり、忙しい時間に間違えます。開店前に一度、次の点をそろえます。
NightTable では「設定」の「卓とレイアウト」で卓を追加し、座席数やエリアを入れて、配置図で卓をドラッグして並べ、「配置を保存」を押します。一時的に使わない卓は「使う」をオフにします。フロアはカード表示と配置図を切り替えられ、エリアごとにも絞れます。手順は卓とレイアウトを設定するにあります。
よくある失敗 | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
会計が終わった卓に、片付けの前に次のお客様を案内する | グラスや灰皿が残った卓に座ってもらうことになる | NightTable では会計を確定すると、その卓はすぐ空席の表示に戻ります。片付けが済んだ合図を店で決めておく |
卓を移ったのに記録しない | 注文や時間が元の卓に残り、会計が合わない | 卓の画面の「その他の操作」から「卓を移動」で移す。注文・指名・時間は引き継がれ、元の卓は片付け中になる。片付けたら「片付け完了にする」 |
延長の返事を聞く前に、待ちの目安を伝える | 伝えた時間に卓が空かない | 延長を聞く卓を先に回ってから、入口に目安を返す |
会計待ちにしたあとで追加の注文が入る | 会計待ちの間は注文・延長・付け回しが止まっている | 卓の画面の「会計待ちをやめる(注文を追加する)」で戻してから入れる |
紙・ホワイトボード・画面で別々に卓を管理する | どれが正しいのか分からなくなる | 卓の状態を書く場所を1か所に決める |
卓が少なく、一人で店全体を見渡せるなら紙でも回せます。困るのは、入口・フロア・レジの担当が離れていて、書き直しが追いつかない時間帯です。残り時間も紙ではその都度計算が要ります。紙で続ける場合も、この記事の6つの状態で書き分けると、見る人によって読み方がずれにくくなります。
順番待ちを記録する専用の機能はありません。入口の紙やメモで順番を控え、あとで改めて来てもらうお客様は、時刻と卓を決めて予約として登録してください。
使えます。iPad・スマホ・パソコンのブラウザで動くので、入口の1台に加えて、スタッフのスマホからも同じフロアを開けます(使える画面は役割の権限で決まります)。スタッフはリンクやQRで招待し、それぞれログインして使います。
NightTable は30日間無料で試せます。初期設定でお店の種類・セット料金・卓の数を入れれば、その日からフロアで案内・延長・会計まで確かめられます。料金は料金ページをご覧ください。